CX1235
充電電圧設定可能
DIPスイッチの簡単な設定で、鉛蓄電池(ゲル、AGM)の仕様に合わせた充電電圧、フロート電圧を簡単に設定することができます。バッテリーの電圧に応じて自動制御します。
多様なバッテリーに対応
充電電圧、充電時間をカスタマイズ設定※できるため、鉛蓄電池に加え、リチウムイオン、ニッケル・カドミウム等など様々な種類のバッテリーに充電することができます。
※カスタマイズ設定は、事前にプログラミングを行う必要があるため、弊社にお問い合せください。
電源モード搭載
負荷を使用しながらバッテリーの容量が維持できる電源モードを搭載しています。リレーを使用しない無瞬断の電源システムや非常用電源の構築ができます。
スリープモード搭載
内部温度に応じて、冷却ファンの回転数と充電電流を抑えるスリープモードを搭載しています。冷却ファンの動作音が小さくなり、充電器が静音動作することができます。
PFC回路搭載
力率改善回路(Power Factor Correction)を搭載しています。高調波成分を抑制し、出力の安定化させ無駄な電力を抑えます。最大90%の高効率化・省電力化を実現しました。
複数のバッテリーバンクに同時充電可能
複数の出力端子を持っているため、同時に異なるバッテリーバンクへの充電が可能です。例えば、エンジン始動用バッテリーとサブバッテリーを同時に充電することができます。
アラーム信号出力
無電圧接点端子が内蔵しています。障害発生時にエラー信号を外部に出力することができます。システムへの組み込みに適しています。
温度補正機能
オプションのリモート温度センサCX-RTSを利用することで、バッテリー温度に応じて、充電電圧とフロート電圧を補正することができます。
リモート制御機能
オプションのリモートコントローラCR-1を利用することで、電源のON/OFFとスリープモードの切換えが可能です。
型式 | CX1235 |
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バッテリー電圧 | 12V |
充電電圧(DIPスイッチで設定可) | 14.4V/14.7V |
フロート充電電圧(DIPスイッチで設定可) | 13.5V/13.8V |
最大充電電流 | 35A |
定格出力数 | 2 |
1出力端子最大出力電流 | 35A |
ESB出力端子 | あり |
ESB出力電圧/電流 | 13.8V/2A |
入力電圧範囲※1 | 90~264Vac |
入力周波数 | 47~63Hz |
効率(230Vac) | 87%(平均値) |
充電方式 | 3段階充電 | 適合バッテリー※2 | 鉛蓄電池、リチウムイオン、ゲル、AGM |
推奨バッテリー容量 | 70~350Ah |
保護回路 | 短絡、過温度、高電圧 |
温度補正係数※3 | -10mV/0.5℃ |
安全規格 | EN60335-1、EN60335-2-29 |
EMC規格 | EN61204-3; EN55014-1; EN61000-3-2; EN61000-3-3; EN61000-6-3 IEC61000-4-2, 3, 4, 5, 6, 8, 11; EN61000-6-1; EN55014-2 |
耐圧 | AC入力 – DC出力:4242Vdc AC入力 – シャーシグラウンド:1768Vdc DC出力 – シャーシグラウンド:707Vdc |
絶縁抵抗 | AC入力 – DC出力:>100MΩ/500Vdc |
耐振 | 10~500Hz、2G 10min./ 1cycle、60分 XYZ各方向 |
動作温度範囲※4 | -20~+40℃(定格負荷)、+50℃(80%負荷) |
動作湿度範囲 | 20~90%RH(結露なきこと) |
冷却 | 負荷温度連動ファン |
AC入力電源コード | AC100V用、長さ約1.5m |
オプション | リモートコントローラCR-1、リモート温度センサCX-RTS |
寸法(L×W×H) | 263×183×72mm |
重量 | 1.82kg |
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
※1 特性図をご参照ください。
※2 安全にバッテリーへ充電するためには、バッテリーの仕様及び特性を必ずバッテリーメーカーにご確認の上、ご利用ください。
※3 オプションのリモート温度センサCX-RTSを使用時のみ
※4 特性図をご参照ください。
充電電流と入力電圧
充電電流と温度
Q.対応する入力電圧はAC100Vだけですか。
AC200Vにも対応しています。ただし、付属の電源コードは100V用のため、200V用の電源コードをご用意いただく必要があります。
Q.負荷を使用したままの状態で充電はできますか。
CXシリーズには、負荷を使用しながらバッテリーの容量が維持できる電源モードがあります。電源モードを使用すれば、負荷を使用したまま充電することが可能です。
Q.出力端子とバッテリーの極性を逆に接続してしまいました。
一度、逆接続状態を修正しても、ステータスLEDが赤点灯のままで解除されないのであれば、バッテリーの逆接続により、内部の出力ヒューズが溶断している可能性がございます。お客様にて修理することはできませんので、ご購入店までご連絡ください。
Q.温度補正機能は何ですか。
バッテリーは温度によって影響を受けるため、効率よく充電するには、周囲温度に応じて充電電圧を補正することを推奨しております。温度補正機能は、周囲温度を検知し、充電電圧を自動的に調整する機能です。温度補正機能を利用するには、オプションのリモート温度センサCX-RTSが必要です。ただし、CXシリーズの電源モードを使用する場合、一定の電圧を出力するため、温度補正機能が無効になります。
Q.リモート温度センサCX-RTSの取り付け方法を教えてください。
以下の手順でリモート温度センサCX-RTSをCXシリーズに接続してください。
1. CXシリーズの電源がOFFであるかをご確認ください。
2. リモート温度センサCX-RTSのRJ11ケーブルを、CXシリーズのTEMP/CN3端子に接続してください。
3. 充電器の電源をONにしていただくと、補正された電圧でバッテリーを充電します。
CXシリーズ充電中に接続した場合、温度センサは動作しないため、電源を入れる前に接続する必要があります。また、CN4端子に接続されていた場合、温度センサは動作しません。
Q.スリープモードは色んな方法で設定が可能ですが、これらを同時に使用した場合、どちらの動作になりますか。
リモートコントローラCR-1が接続されている場合、CR-1での操作が優先されるため、スリープモード2が使用できます。各スイッチでスリープモードを設定した場合、優先順位は、以下の通りです。
優先順位高:CR-1
優先順位低:DIPスイッチとCN2(同じ優先順位です)
スリープモード1とスリープモード2のON/OFFの方法は下記の通りです。
【スリープモード1を有効にしたい場合(CR-1未接続)】
DIPスイッチまたはCN2にてスリープモード1(FAN低速)のON/OFF操作が可能です。
DIPスイッチとCN2は優先順位がありません。従って、DIPスイッチとCN2はどちらかがONになっている場合、スリープモード1(FAN低速)が有効になります。また、スリープモードを無効(FAN高速)にするにはDIPスイッチ と CN2両方共OFFにする必要があります。
【スリープモード2を有効にしたい場合(CR-1接続)】
CR-1でスリープモード2(FAN停止)の操作が可能になります。
CR-1接続時はスリープモード2(FAN停止)のみ使用可能です。更に、DIPスイッチまたはCN2でのスリープモード1(FAN低速)の操作は無効となり、使用できません。
Q.ケーブル、端子、ヒューズサイズを教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。確認ください。
CXシリーズバッテリー充電器ケーブル、端子、ヒューズサイズについて
Q.CXシリーズの冷却ファンは吐き出しですか。吸い込みですか。
CXシリーズの冷却ファンは吐き出しです。