SolarAmp B
世界最軽量
許容電流10A/20A、およそ120W/240Wの制御を行うコントローラとして、SolarAmp Bは、世界最軽量です。
コンパクトデザイン
寸法は名刺サイズとコンパクトで、システムの小型化に貢献します。
多様なラインアップ
システム電圧(12V/24V)、許容電流(10A/20A)、夜間検知機能有無、バッテリータイプに応じて、7つの多様なラインアップからお選びいただけます。
リカバリー充電機能
過放電したバッテリーを充電し、システムを復帰させることが可能です。山奥など日常的なメンテナンスが難しい場所でのシステムに有効です。
※過放電以外の理由により故障したバッテリーは回復させることができません。
低自己消費電流
自己消費電流が小さく、発熱や充電ロスを抑えてます。システムの長期安定化を促し、長く使うほどメリットがあります。
簡単設置
調整、設定はありません。鉛蓄電池、太陽電池、直流負荷を配線するだけで、独立型太陽電池システムを構築できます。
LED表示
5つのLEDで充電状態やバッテリー状態、エラー内容を表示します。運転状況が一目瞭然です。
型式 | SA-BA10 | SA-BC10 | SA-BA20 | SA-BC20 | SA-BB10 | SA-BD10 | SA-BA10Li | |
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制御機能 | 充放電 | |||||||
システム電圧 | 12Vdc | 24Vdc | 12Vdc | |||||
最大入力電圧※1 | 25Vdc | 50Vdc | 25Vdc | |||||
動作可能最低電圧 | 6Vdc | 8Vdc | 6Vdc | |||||
太陽電池入力電流 | 10A | 20A | 10A | 10A | ||||
負荷電流 | 10A | 20A | 10A | 10A | ||||
自己消費電流 | 2mA(平均値) | |||||||
負荷動作 | 常時出力 | 夜間のみ出力 | 常時出力 | 夜間のみ出力 | 常時出力 | 夜間のみ出力 | 常時出力 | |
充電方式 | 3段階充電(バルク、吸収、フロート) | 2段階充電※2 | ||||||
充電電圧 | 14.4Vdc | 28.8Vdc | 12.4Vdc | |||||
フロート充電電圧 | 13.7Vdc | 27.4Vdc | - | |||||
過電圧保護 | 18Vdc | 36Vdc | 13.5Vdc | |||||
低電圧保護 | 警告 | 11.8Vdc | 23.6Vdc | 10.0Vdc | ||||
エラー | 11.5Vdc | 23Vdc | 9.0Vdc | |||||
復帰 | 12.5Vdc | 25Vdc | 10.5Vdc | |||||
過温度保護 | 警告 | 60℃ | 40℃ | |||||
エラー | 80℃ | 50℃ | ||||||
復帰 | 60℃ | 40℃ | ||||||
バッテリータイプ | 鉛蓄電池 | リチウム電池※3 | ||||||
推奨ケーブルサイズ | #12AWG~#18AWG | #10AWG~#12AWG | #12AWG~#18AWG | |||||
接地 | プラス接地 | |||||||
温度補正 | -30mV/℃ | -60mV/℃ | - | |||||
動作温度範囲 | -20~+60℃ | -10~+50℃ | ||||||
保存温度 | -30~+70℃ | |||||||
湿度 | 5~95%RH(結露無きこと) | |||||||
寸法(W×H×D) | 91×55×29mm | |||||||
重量 | 65g | 70g | 65g |
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
※1 動作電圧範囲15~19V(12Vモデル)、30~38V(24Vモデル)の太陽電池モジュールをご使用ください。
※2 バルク、吸収のみ
※3 三直列11.1Vリチウムイオンポリマー二次電池
耐水性試験
落下試験
経済産業省主催アフリカンフェア2013のPR動画(英語)
Q.リカバリー充電とはどのような機能ですか。
過放電したバッテリーを回復させる機能です。バッテリーの電圧が約10.5V以下である場合、リカバリー充電を実施します。これは、12.2VのCV充電で約2時間かかります。2時間後、バッテリー電圧が十分に高くなれば、通常の充電を行います。バッテリー電圧が十分に高くならない場合、もう一度リカバリー充電を実施します。バッテリー充電中は緑のLEDが点滅しますが、バッテリーへのリカバリー充電中は黄のLEDが点灯します。バッテリー電圧が約12.5Vよりも高くなると、黄のLEDが消灯します。
Q.プラス接地とは何ですか。バッテリーのマイナス端子を接地している場合、SolarAmp Bは使用できますか。
プラス接地とは、システムの接地をプラス端子で行っていただくことを推奨していますということです。必要に応じてSolarAmp Bに接続したバッテリーのプラス端子を接地してください。システムとして止むを得ずマイナス端子を接地する場合は、必ず太陽電池、バッテリー、負荷のいずれか1カ所のマイナス端子接地のみとしてください。2カ所以上のマイナス側端子接地はシステムの故障に繋がります。
Q.平置きに設置してもいいですか。
平置きや他の角度で設置することは可能ですが、SolarAmp Bは垂直に設置するようにデザインされています。垂直以外の設置は自然放熱の効果を低下させるため、推奨しておりません。製品をより長く使用していただくためにも、垂直設置を推奨します。
Q.充電電圧が15V(30V)以上になる場合がありますが、これは異常ですか。
正常だと思われます。SolarAmp Bは温度補正機能が内蔵されていますので、周囲温度が低くなると充電電圧が高くなります。この温度補正機能により、温度が変化してもバッテリーを痛めずに充電を行います。SA-BA10/SA-BA20/SA-BC10/SA-BC20の場合、25℃時の充電電圧はおよそ14.4Vです。温度補正は-30mV/℃ですので、周囲温度がおよそ5℃以下になると充電電圧は15V以上になります。SA-BB10/SA-BD10の場合、25℃時の充電電圧はおよそ28.8Vです。温度補正は-60mV/℃ですので、周囲温度がおよそ5℃以下になると充電電圧は30V以上になります。この温度補正機能は一般的な使用環境である0℃から60℃の範囲で有効となります。
Q.SolarAmp Bを配線したのですが表示やLEDが反応しません。
接触不良の可能性があります。下記のリンクから詳細をご覧になれます。確認ください。
尚、資料に記載のない症状やご不明点がある場合は、お気軽にお問合せください。
SolarAmp Bの配線方法について
Q.どのマークも点灯/点滅しません。故障ですか。
SolarAmp Bは、自己消費電力を抑えるため、充電していないとき、且つエラーが発生していないときは、どのマークも点灯/点滅しません。SolarAmp Bのバッテリー端子と負荷端子の電圧を測ってください。両方とも11.8V/23.6V以上であれば、正常動作しています。
Q.SolarAmp Bは充電しません。
太陽電池とバッテリーの仕様をご確認ください。 12Vバッテリーに充電するには、太陽電池の動作電圧は15~19Vが必要です。24Vバッテリーに充電するには、太陽電池の動作電圧は30~38Vが必要です。バッテリー電圧よりも太陽電池電圧が高くなければ充電開始しません。また、バッテリーが満充電状態の場合、SolarAmp Bは、過充電を抑えるため充電しない事があります。負荷を使用してバッテリー電圧が下がれば自動で再充電開始します。
Q.無負荷でも過負荷マークが赤点灯します。
バッテリー、太陽電池と負荷全ての配線を一度外してください。そして、バッテリーのみ接続してください。バッテリーのみ接続し直しても再び過負荷マークが点灯する場合は弊社までお問い合わせください。