SR1000
1U×19インチラックマウント可能
1U(EIA規格)サイズ×19インチラックマウント専用筐体です。サーバーラックなどへコンパクトに収納できるため、システムの省スペース化を実現します。通信関連機器の電源装置に適した高信頼性のDC-AC パワーインバータです。
広い入力電圧範囲
入力電圧範囲が18~34V(24Vモデル)、36~60V(48Vモデル)と広くなっています。広い電圧範囲のため、ニッケル水素、リチウムイオン、燃料電池など、多様なバッテリーの選択を可能にしています。
バイパス回路内蔵
交流電源が常時同期運転しているため、万が一直流電源が遮断しても、瞬時に交流出力に切換わります(切換時間8~20msec)。負荷に対して安定した1000VA の交流出力を連続供給します。
豊富な機能と優れた操作性
液晶ディスプレイとLEDが正面パネルに配置されています。各種機能設定は選択ボタンで簡単に操作できます。RS-232Cやリモートコントロール端子などのインターフェイスにより、豊富な機能が制御しやすくなっています。
リモート制御機能内蔵
本体の無電圧接点端子に配線をすると、障害発生時にエラー信号を外部に出力することができます。リモートでのON/OFF制御機能も持っており、システムへの組み込みに適しています。
選べる出力モード
・ACバイパスモード
AC出力電力はACバイパス回路を通して供給します(初期設定)。AC入力が遮断されると、出力はDC→ACインバータモードへ切り換わります(切換時間:約20msec)。AC入力が回復すると、ACバイパス回路に復帰します。
・DC-ACインバータモード
バッテリーなどのDC電源からインバータを通してAC出力を供給します。DC電源またはインバータの不具合が起きると、バイパスモードに出力電力を切り替えます(切換時間:約8msec)。DC入力電源が回復すると システムはDC-ACインバータモードに復帰します。
型式 | SR1000T-124 | SR1000T-148 | SR1000T-224 | SR1000T-248 |
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定格出力電力 | 1000VA | |||
最大出力電力(3分) | 1100VA | |||
サージ電力 | 2000VA | |||
定格入力電圧 | 24Vdc | 48Vdc | 24Vdc | 48Vdc |
出力電圧(切換可) | 初期値100±5%、97~123Vac設定可能 | 初期値200±3%、194~246Vac設定可能 | ||
周波数(切換可) | 初期値50/60Hz±0.5%、47~63Hz設定可能 | |||
出力波形 | 正弦波(歪率2%以下) | |||
最大効率 | 87% | 88% | 90% | 91% |
無負荷電流 | 1.4A | 0.75A | 1.3A | 0.7A |
DC入力電圧範囲 | 18~34Vdc | 36~60Vdc | 18~34Vdc | 36~60Vdc |
無遮断切換時間 | ACバイパスモード:20ms以下、DC-ACインバータモード:8msec以下 | |||
保護回路 | 入力低電圧、入力過電圧、入力逆極性接続(ヒューズ)、出力過負荷、出力短絡、過温度 | |||
AC入力ブレーカー | 12A | 6A | ||
安全規格 | - | EN62368-1 | ||
EMC規格 | - | EN55022; EN55024; EN61000-3-2,-3-3; IEC61000-4-2, 3, 4, 5, 6, 8, 11 |
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動作温度範囲 | 0~+50℃(定格負荷) | |||
保存温度 | -30~+70℃ | |||
冷却 | 温度負荷連動ファン | |||
寸法(L×W×H) | 345×483×44mm | |||
重量 | 5.8kg |
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
Q.ACのみ入力されている場合、出力されますか。
はい。DCの入力が無く、ACのみ入力されている場合、周波数、設定モード、本体スイッチのON/OFF/Remoteに関わらず、ACバイパスとなり、そのまま出力されます。この時、前面パネルのLEDは点灯しません。
Q.SRシリーズの設定周波数とAC入力周波数が異なる場合、ACバイパスはされますか。
バッテリーからの入力電力があり、電源スイッチをオンにした際の動作はご使用のモードにより異なります。
・Exacting / Normal
ACバイパスはされません。インバータの出力周波数に影響を及ぼす恐れがありますので、設定周波数と異なるAC入力は使用しないでください。
・Haphazard
ACバイパスされます。ご使用機器の入力周波数範囲、設定をご確認ください。ACバイパス後に電源スイッチを変化させてもACバイパスは継続します。AC入力が無くなった際、バッテリーよりインバータの設定周波数にて出力されます。
Q.RS-232でPCに接続した場合、どの様な操作ができますか。また、エラーの確認は出来ますか。
電源のON/OFF操作と、入出力の電圧、電流、周波数などの状態確認が出来ます。また、SR1000本体の各種設定を変更することも可能です。RS-232でエラーの確認が出来ません。本体LCDまたは本体にある無電圧接点端子でエラー状態の確認が可能です。無電圧接点端子では、入力低電圧、入力高電圧、出力短絡、過温度、過負荷、ファン故障のいずれかの不具合が発生した場合に状態が変化します。
Q.リモートコントロール端子の配線方法を教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
SRシリーズのリモートコントロール端子について
Q.バッテリーに配線するケーブルとヒューズの推奨サイズを教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
SRシリーズインバータケーブル、端子、ヒューズサイズ
Q.リモートコントロール端子のENBとGND間に設置するスイッチは、許容電流最大何Aまで必要ですか。
リモートコントロール端子は信号の受け渡しなので、1Aにも満たないかなり小さな電流です。定格1Aのスイッチをご利用いただけます。