TriStar MPPT 600V
最適動作点追従(MPPT)制御
太陽電池アレイの出力が最大となる最適動作点は、日射変動やモジュール温度の変化により常に変動しています。MPPT
(Maximum Power Point Tracking)制御は、状況に応じて変化する太陽電池の最適動作点を追従し、常に太陽電池の最大電力を得ることができるよう制御する機能です。
高効率
MPPTの技術により、常に最大動作電圧で動作するため、電力ロスが抑えられ、最大効率97%以上を実現しました。また、本製品は最適動作点を的確に検知するまでわずか0.25秒と、従来のMPPTコントローラより早く、優れたコストパフォーマンスが得られます。
大容量システム構築可能
システム電圧24/36/48/60V(自動認識可)、許容電流60Aまで制御可能の大容量コントローラです。先進的な熱設計を取り入れたため、ファンレスデザインを実現しました。可動部品がなく、システムの安定化と信頼性向上に寄与します。
産業用高電圧モジュールも使用可能
産業・住宅用などの高電圧(開放電圧600Vまで)太陽電池アレイから、24V、48Vまたは60Vバッテリーへ充電することができます。高電圧入力により入力電流が抑えられ、設置配線の利便性とシステム全体の低コスト化に貢献します。
MODBUS通信機能
太陽光発電産業では最も普及しているMODBUS通信機能内蔵しています。MODBUSを介して、プログラムの設定や、遠隔制御、ログデータへアクセスすることができます。
充電電圧設定可能
DIPスイッチでプリセットされた7通りの充電プログラムが選べます。また、市販のRS-232ケーブルでPCと接続し、充電電圧や均等化充電時間など、カスタム設定ができます。
データログ機能
太陽電池の発電量や、バッテリー電圧の推移などシステム動作データを記録できます。オプションのメータから、または、市販のRS-232ケーブルでPCと接続することで、ログデータを確認することができます。
型式 | TS-MPPT-60-600V-48 | |
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制御機能 | 充電 | |
システム電圧 | 48Vdc(初期設定)、24/36/60V(手動設定) | |
バッテリー電圧範囲 | 16~72Vdc | |
最大入力電圧※1 | 600Vdc | |
最大入力電流 | 15A | |
公称最大入力電力 | 24Vシステム | 1600W |
48Vシステム | 3200W | |
60Vシステム | 4000W | |
最大バッテリー充電電流 | 60A | |
自己消費電流 | 2~3.5W | |
充電方式 | 4段階充電(バルク、吸収、フロート、均等化) | |
充電電圧※2 | 設定可能 | |
推奨ケーブルサイズ | 電力端子 | #2~14AWG/2.5~35mm² |
バッテリー電圧センサ/リモート温度センサ端子 | #16~24AWG/0.25~1.0mm² | |
温度補正※3 | -5mV/℃/セル | |
動作温度範囲 | -40~+45℃ | |
保存温度範囲 | -55~+85℃ | |
湿度 | 100%(結露無きこと) | |
通信ポート | MeterBus、RS-232、EIA-485、Ethernet | |
付属品 | リモート温度センサRTS | |
オプション | デジタルメータTS-M-2-600V、リモートメータTS-RM-2 メータハブHUB-1、リレードライバーRD-1 イーサネットメータバスアダプタEMC-1、EIA-485/RS-232アダプタRSC-1 |
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寸法(W×H×D) | 221×392×149mm | |
重量 | 8.98kg |
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
※1 太陽電池アレイの開放電圧はこの値を超えないようにご利用ください。
※2 本体のDIPスイッチ、または市販のRS-232でPCと接続し、専用のPCソフトウェアMSView™で設定可能です。
※3 25℃基準