SolarAmp mini

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自己消費電流世界最小

商用電力を得られない独立型太陽光発電システムでは、システムを構成する各機器の消費電力を低減させることが重要になります。SolarAmp miniは、自己消費電流1mA以下のため、システムの長期安定化を促します。小型太陽電池を使ったシステムや、日照時間の短い地域のシステムに最適です。

リカバリー充電機能

過放電したバッテリーを充電し、システムを復帰させることが可能です。山奥など日常的なメンテナンスが難しい場所でのシステムに有効です。
※過放電以外の理由により故障したバッテリーは回復させることができません。

縦型デザイン

縦型にすることで、スペースを有効利用できます。例えば、街路灯の細いポールの内部にもすっきりおさまります。

夜間検知機能

日没と日の出を検知し、負荷を制御することができます。街路灯や看板などの照明システムに容易に利用できます。

選べるタイマー機能

・夜間常時出力
夕暮れから日の出まで、夜間常時出力します。

・ノーマルタイマー
夕暮れ時、負荷への出力開始後、設定された時間で負荷に出力します。6,8,10,12,14時間の中から選択できます。

・レートタイマー
夕暮れ時、負荷への出力開始後、日の出まで、夜間の割合(%)で負荷に出力します。夜の時間が変わってもタイマー設定し直す必要はございません。40,50,60,70,80%の5段階での設定ができます。

・夜間検知機能OFF(初期設定)
負荷には常時出力する動作モードです。 負荷には常時出力する動作モードです。

独自のレートタイマー機能

従来の夜間タイマーと異なり、負荷への出力時間を時間ではなく、夜の割合(%)で出力させるレートタイマー機能を搭載しました。レートタイマー機能を使用すると負荷への出力時間は%で設定でき、季節の変化と共に出力時間が変化します。レートタイマー機能によって、季節による夜時間の変化に対するタイマーの再設定が不要になります。レートタイマー機能

早期点灯開始機能

従来のコントローラは、周囲が完全に暗くならないと負荷を点灯させることができませんでした。SolarAmp miniは、夕暮れ時から負荷を点灯させるため、交通安全や防犯に役立つ照明システムを構成できます。早期点灯開始機能

型式 SA-MN05-8
制御機能 充放電
システム電圧 12Vdc
最大入力電圧※ 25Vdc
動作可能最低電圧 6Vdc
太陽電池入力電流 8.5A
負荷電流 8.5A
自己消費電流 1mA
充電方式 3段階充電(バルク、吸収、フロート)
バッテリータイプ シール型 非密閉型 AGM型 ゲル型
充電電圧 14.1Vdc 14.4Vdc 14.3Vdc 14.0Vdc
フロート充電電圧 13.7Vdc 13.7Vdc 13.3Vdc 13.7Vdc
低電圧保護 負荷遮断電圧 11.5Vdc±0.2Vdc
負荷再接続電圧 12.5Vdc±0.2Vdc
逆接続保護 ヒューズ(10A)
推奨ケーブルサイズ #16AWG(1.3mm²)~#22AWG(0.33mm²)
接地 マイナス接地
温度補正 -30mV/℃
動作温度範囲 -20~+60℃
保存温度範囲 -30~+70℃
湿度 5~95%RH(結露無きこと)
寸法(W×H×D) 50×120×20mm
重量 105g
◆RoHS指令対応
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
※動作電圧範囲15~19Vの太陽電池モジュールをご使用ください。

バッテリータイプ選択

LVD 電圧補正

タイマー機能の設定方法

Q.配線順序を教えてください。

配線をする際には、先にSolarAmp miniへの配線を行った後で、負荷、太陽電池、バッテリーの順に配線をすると安全に配線することができます。

Q.太陽電池、バッテリー、負荷に問題はないが、バッテリーエラーが表示されている。

内部ヒューズが溶断している可能性があります。下記リンクの技術資料を参照し、内部ヒューズが溶断していないかご確認ください。
ヒューズ切れ確認方法について

Q.太陽電池の発電が開始されたのに充電開始しない。

太陽電池の発電が行われてもすぐに充電しません。誤動作を防ぐ為、1分間程度太陽電池の発電電圧を確認してから充電を開始します。

Q.しばらくするとLED表示が消えてしまいますが故障ですか。

故障ではありません。
SolarAmp miniは消費電力を極力抑えるために表示LEDを1分間しか表示しません。メンテナンス時などの際に表示LEDを確認したい場合はSELECT SW(LED ON SW)を押してください。再び1分間LEDが表示されます。

Q.スイッチを押しても反応しませんが、故障ですか。

故障ではありません。
誤動作を防ぐ為にスイッチは200msec以上押されないと動作しません。少し長めに押してください。

Q.LVDの電圧に若干ズレが生じますが、故障ですか。

故障ではありません。
LVD電圧は11.5Vで、再接続電圧は12.5Vです。ばらつきが設計上、最大で±0.2Vあります。しかし、LVD電圧補正が可能ですので、必要があればMODE設定でLVD電圧の補正を実施して下さい。LVD電圧補正をすると、再接続電圧もそれに合わせて補正されます。

Q.リセットをすると、設定した値は消えますか。

リセットをしても、設定した値はそのまま保持されます。工場出荷時設定にするにはリセット後、そのままMODE SWを5秒以上押し続けてください。

Q.SolarAmp miniに起こりうる症状から想定できる破損箇所、またその各検査方法を教えてください。

下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。資料にご不明点がある場合は、お気軽にお問合せください。
SolarAmp miniの故障判断方法について